(気がついたら、全裸の冴子さんを引き回して、深夜の露出散歩で……)
(しかもそれを、悪くないな、なんて思ってる俺がいたりして……)

「ダメですよ。冴子さんは俺のワンちゃんなんだから、俺のペースで歩いてもらわないとね」
「んんっ……、そんな、イジワル云わないで……っぁ、はっ、苦しい……っ……」
咽喉が絞まりすぎない程度の強さで、クイッとリードを引いて方向転換する。
そのたびに冴子さんが抵抗もせず、嬉しそうに小さな呻き声を挙げるので、
むしろ『楽しくない』ワケがないと思う。
「どのへんにいるんですかねぇ、旦那サン」
「ン、ど、どうかしら……わたしにはわからないように、そう云うルールに、してあるから……」
「どこから見られてるのかわからない、そもそも見られてるかどうかもわからない……」
「そう思ったほうが、余計に興奮、しちゃうのぉ……ンン……っ」
「へぇ〜。よくこう云うコト、してるんですか?」
「そんなに頻繁に、ってワケじゃないのよ……?」
「わたしもあのひとも、仕事が忙しくてスケジュールが合わないし……」
「スケジュールさえ合えば、ホントは頻繁にしたいんだ?」
「見かけ以上にイヤらしいひとなんですね、冴子さんって」
「ち、違うの……わたし、いつもこんなこと、考えているわけじゃないし……」
「職場は職場、プライベートはプライベートで、シッカリ分けて考えてるし、それに……」
「そんな、云い訳なんてしなくていいんですよ。」
「その『職場』で知り合った男に、こうして紐繋がれてお散歩されてるんじゃ」
「なにを云ったって説得力ナシですから」
「そんな、イジワル云わないで……っはあぁ、ダメ……っ、ゾクゾクしちゃう……」
「わたし……今、見られちゃってるのね、こんな……夫の前で」
「職場で知り合った若い子に、犬みたいに繋がれて……恥ずかしく連れまわされてるところ……」
「恥ずかしい……こんなに発情して、本物のワンちゃんみたいに」
「お尻を振って、歩いたりして……はぁ、あンっ……」
そう云いながら、冴子さんの表情が少しずつ、淫蕩なものになっていく。
俺もまた、彼女のその表情、そしてなめらかな背中を見ているうちに、
ゾクゾクとした熱い電気が背中を走るような感覚にとらわれていた。

それにしても
「冴子さんがここまでエッチなひとだったとは知りませんでしたね……」
「ちょっと『見られたがり』なだけかと思ってました。だけど実際は、こんなふうに……」
「ンふぁ、あぁ……そんな目で見ちゃ、イヤ……」
「夫婦そろって野外露出を楽しむ、変態サンだったってワケですね」
「いやぁン……っ、云わないで……余計に熱くなっちゃう……ン、はぁ、はあぁっ……!」
「はは、そんな物欲しそうに、お尻を高くあげちゃって」
「見えてますよ」
「テラっテラに濡れたおまんこが、お腹を空かせてヒクヒクしてるところがね」
「ぁ……あ、あひぃ……ィんっ……、そんな、エッチなところ……いっぱい見られたら、わたし……」;
「割れ目どころか、はしたなく開いてるクチュクチュの孔までバッチリだ」
「ホント、見かけ以上にはしたなくて、いやらしいひと……いや、メス犬ですね」
「んはあぁ、い、犬……そうなの、メス犬なの、わたし……はぁ、はあ……」


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